『三重大史学』
三重大学人文学部考古学・日本史・東洋史研究室では『三重大史学』を刊行しています。第24号が刊行されました。1冊1,000円です。
『三重大史学』第24号(2024年)
山岡歩加
北陸の環状木柱列の考察
酒井恵子
『国朝献徴録』に収録された宦官伝と自宮
塚本明・塩田奈実
「須崎区有文書」海藻関係史料集一
川島めい
近世・近代における河川利用と土地所有権-美濃国長良川流域を事例に-
『三重大史学』第23号(2023年)
小澤 毅
「狂心渠」の経路と高市大寺の位置-相原嘉之説批判-
酒井恵子
『石匱書』に立伝された宦官と孝子-『名山蔵』との比較を通じて-
塚本明・堀内義隆・立川陽仁
台湾の「海女」と海藻漁をめぐって
論評:『台湾の「海女(ハイルー)」に関する民族誌的研究-東アジア・環太平洋地域の海女研究構築を目指して-』
山田雄司
【史料紹介】米国議会図書館所蔵『軍敗要目集』
『三重大史学』第22号(2022年)
山中 章
桓武天皇の遊猟地と禁野・禁苑の形成
酒井恵子
明朝宦官伝-『名山蔵』と『罪惟録』
脇田大輔
『紀伊続風土記』の編纂過程-尾鷲組大庄屋文書を中心として-
山田雄司
堀尾期松江藩の忍者
『三重大史学』第21号(2021年)
山中 章
甲斐国の御牧「真衣野牧」の成立と展開
塚本 明
近世志摩漁村の海藻漁の特質
相馬幹大
近世廻船荷物の積載法と運搬の実態
小河 仁
中世後期における国家的祈雨・止雨儀礼
『三重大史学』第20号(2020年)
山中 章
薦生牧・廣瀬牧に関する基礎的考察
酒井恵子
『明史』宦官伝を読む
花木ゆき乃
東海の中世煮炊具
山田雄司
忍術の実際
『三重大史学』第19号(2019年)
丸山優香・近藤玲介・津市教育委員会
専修寺境内出土瓦塔について
酒井恵子
元代の宗教と知識人
塚本明
【書評】アン・ミジュン著(キム・スンイム訳、小島孝夫監修『済州島海女の民族誌 「海畑」という生活世界』
福井裕道
神仏への祈りの多様化と伊勢神宮-法楽・仏教的祈禱に関する事例を中心に-
『三重大史学』第18号(2018年)
酒井恵子
浦江と蘭渓-明朝「開国文臣の首」宋濂の故郷金華を訪ねて
川北奈美
巴形銅器からみた弥生・古墳社会の特質-変革期に着目して-
味噌井拓志
江戸時代における伊勢国度会郡「棚橋の御頭神事」の実態-神事関連文書の分析を通じて-
稲本紀佳
『正忍記』の本文比較と周辺研究
『三重大史学』第17号(2017年)
小澤毅
小山田古墳の被葬者をめぐって
山田雄司
【史料紹介】松村流松明・甲賀流武術秘伝
塚本明
近世の志摩海女に関する基礎史料集
『三重大史学』第16号(2016年)
脇田大輔
斎宮の形成過程に関する一考察―天武朝から桓武朝の伊勢斎宮―
塚本明
近代志摩海女の朝鮮出漁とその影響
和気彩那
和気清麻呂の霊猪伝説における一考察
『三重大史学』第15号(2015年)
釘﨑彩
日本古代都城廃絶後の変貌―平城旧京と長岡旧京の土地分割―
塚本明
【研究ノート】近世志摩海女の出稼ぎについて
山田雄司
【史料紹介】義経虎巻(下)
土田朱音
近代津海岸の発展過程―『伊勢新聞』の分析から―
『三重大史学』第14号(2014年)
山中章
考古学と文献史学の狭間で―宮都研究から伊勢湾岸研究へ―
髙村武幸
里耶秦簡第八層出土簡牘の基礎的研究
山田雄司
【史料紹介】義経虎巻(上・中)
塚本明
近世伊勢神宮神主の人事制度について
『三重大史学』第13号(2013年)
髙村武幸
睡虎地77号漢墓簡牘文書・簿籍類釈文案
長原舞佳
斎王制度の変遷に関する一考察―桓武・嵯峨朝斎王の卜定から―
山田雄司
【史料紹介】伊賀者由緒書
杉山亜有美
近世・近代の海女漁における資源管理について―江戸期の管理制度と組合規則への継承―
『三重大史学』第12号(2012年)
山中章
東海道朝明・榎撫駅小考
塚本明
都びとのあこがれ―歴史に見る志摩の「観光海女」―
川崎伸太郎
保元物語にみる弓の名人・源為朝
山田雄司
【史料紹介】柿木鑁字縁起
『三重大史学』第11号(2011年)
塚本明
『伊勢新聞』に見る近代の志摩海女―明治・大正期の「海人」の諸相―
山崎し央倫
船岡式製塩土器の機能に関する一考察
中野綾子
宝塚古墳における円筒埴輪の製作技法と配置―埴輪工人集団の分析から―
吉田奈稚子
中世の葬送と供養観の展開
『三重大史学』第10号(2010年)
山中章
考古学からみた古代王権の伊勢神宮奉祭試論
高村武幸
居延県城と漢代河西社会
塚本明
近代の志摩海女の出稼ぎについて
山田雄司
直島における崇徳院伝承
『三重大史学』第9号(2009年)
奥野絵美・森勇一
人里昆虫が語る三重県・鬼が塩屋遺跡の古環境
山田雄司
松井石根と興亜観音
藤谷彰
伊勢国村落の年中行事と豪農の生活―伊勢国三重郡八王子村を事例に―
青島史敏
平安時代の天下触穢について
『三重大史学』第8号(2008年)
谷井俊仁(谷井陽子)
『宗国史』の歴史叙述
廣岡義隆
嗚呼、谷井俊仁さん。
山中章
慰労詔書書式の変遷に関する覚書
塚本明
道中記研究の可能性
山田雄司
鈴鹿峠と坂上田村麻呂
『三重大史学』第7号(2007年)
栄原永遠男
伊勢湾交通からみた北伊勢の地域的特徴
陳良偉
洛陽隋唐城における合璧宮遺跡への初歩的調査
山田雄司
平安時代伊勢国朝明郡大矢智周辺の状況―伊勢神宮との関係から―
天野三恵子・山中章
文献史料に見る行幸史料集(抄)
上野周子
紀州藩の医療政策と地域社会
『三重大史学』第6号(2006年)
梶原義実
古代伊賀・志摩における官営瓦工房
谷井俊仁・斎藤正和
宗国史訓注(一)
井口侑子
近世村落における山林所有形態の展開―尾鷲九か村持合山を事例に―
山内宏之
中世遷宮にみる伊勢神宮の構造
『三重大史学』第5号(2005年)
竹内絵里奈
律令期における地方祭祀の諸形態―木製祭祀具を素材として―
塚本明
大学と地域連携―尾鷲組大庄屋文書調査のその後―
三重大学人文学部日本中世史研究室
『北野社家日記』事項索引
『三重大史学』第4号(2004年)
赤塚 次郎
鈴を付けたS字文鏡
鈴木裕美子
漢代における壁画墓の地域色に関する研究
小林美穂
中世における武士の愛宕信仰
塚本 明
速懸―近世宇治・山田における葬送儀礼―
白峰 旬
尾張国名古屋城修補許可の老中奉書について
塚本 明
尾鷲大庄屋文書の調査始まる―地域文化運動としての古文書調査の試み―
三重大学人文学部考古学研究室
中華人民共和国陝西省東龍山漢墓―陝西省考古研究所・三重大学人文学部考古学研究室合同発掘調査記録―
三重大学人文学部日本中世史研究室
『北野社家日記』地名索引
石川匡伸
南北朝期室町幕府の軍事制度について―建武五年の畿内「大将」統轄軍―
山中 章
伊勢国飯野郡中村野大安寺領と東寺大国庄
中川千恵美
伊勢・伊賀における埴輪製作集団の動向
三重大学人文学部日本中世史研究室
『北野社家日記』人名索引
塚本 明
山田奉行の裁許権
山中 章
比較都市考古学の旅―慶州と飛鳥―
白峰 旬
江戸時代における大名居城の城門規定について
神尾和歌子
人物埴輪樹立の意義
山田雄司
賀茂別雷神社と盲人
塚本 明
鳴物停止令と地域社会―伊勢神宮周辺地域を中心に―
伊藤真琴
伊勢新聞に見る近代日本のアジア観
はしがき(藤田達生)
Ⅰ 総論
第1章伊勢国司北畠氏の領域支配の一側面~一族衆を中心に~(小林 秀)
第2章室町・戦国時代と北畠氏(矢田俊文)
第3章織豊期の北畠氏~南伊勢支配を中心に~(藤田達生)
Ⅱ 特論
第1章地域構造における領域支配と拠点の位相~北畠氏領域と多気の状況~(伊藤裕偉)
第2章北畠氏館跡発掘調査の成果と課題(石淵誠人・伊藤裕偉・竹田憲治)
第3章北畠氏と中世城館(竹田憲治)
第4章伊勢国一志郡の形成過程(山中 章)
第5章中世後期の村落~畿内とその周辺を中心として~(広瀬和雄)
第6章「木造城下図」の世界(藤田達生)
第7章『木造記』の形成(山田雄司)
資料
1 北畠氏関係史料一覧
2 北畠氏・多気関係文献一覧
藤田達生
はじめに
村田修三
上野遺跡と城郭立地
藤田達生
戦争と由緒―伊勢木造氏と小牧・長久手の戦い―
山田雄司
史料紹介―『木造記』―
山中章
伊勢国一志郡における古代地域支配の形成過程
広瀬和雄
中世後期の村落
藤田達生
CG監修にあたっての諸問題
鈴木伸哉
CG作成にあたっての諸問題
あとがき
三重大学人文学部考古学研究室
考古資料
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